「絶対に魚沼コシヒカリを超える米を作ってみせる」
こう宣言して、米づくりに励むこだわり百姓を発見しました。
山形県南陽市に住む黒澤信彦さんです。
彼は『夢ごこち』という米を栽培しています。近年おいしいと話題の「低アミロース米」です。あまり馴染みの無いお米ですが、なんと、第二回おいしい米づくり日本一大会で最優秀賞を獲得してしまいました。
文字通り日本一の米です。
『夢ごこち』は『コシヒカリ』より2%ほどアミロース含量が低い米で、三菱化成鰍フ植物工学研究所がコシヒカリを改良(突然変異)して作り出した、コシヒカリを超えるスーパーライスです。
米のおいしさの秘密はアミロースとアミロペクチンという話を聞いた事がございますか?
米の主成分である2種類のでんぷんで、米の硬さと粘りを決定します。
アミロースの多い米は、インディカ米のように硬くてパサパサした米になり、アミロペクチンの多い(低アミロース)の米は粘りがあり、程よい歯ごたえがあって、ふっくらとした美味しいごはんになるといわれております。
真っ白で粒のそろった艶やかなごはんから、湯気と一緒にほのかな香が立ち、粘りと硬さを楽しみながら噛締めかすかな甘さを感じると「この米は美味しい」と感じるわけです。
先日、友人の紹介で黒澤ファームを訪ね、米を手に入れて試食してみました。
黒澤さんのアドバイスでかなり固め(おこわ並みの水量)に炊いてみましたが、「うまい!」。抜群にうまい。
コシヒカリは炊きたては確かに美味いのですが、この米は、冷めても食味が落ちません。
この日本一の米には様々な秘密がありました。
まず減農薬栽培。
除草剤を1回だけ使用して、田んぼでの消毒はしていません。
肥料は有機肥料のみです。
鹿児島から取り寄せた有機肥料と米糠系の有機肥料だけを使用し、化学肥料は使わずにゆっくり・じっくりと稲を育て、完全に登熟した稲を刈り取っていました。
さらに驚くことに蜂蜜と海藻エキスを田んぼに散布しています。
蜂蜜は雑菌の繁殖を抑え、海藻エキスは光合成を促進し、味の濃い米を作るのだということでした。
元気で健康な稲が育つように手間を掛けてやると、間違いなく美味しい米ができるというのが日本一の米づくりポリシーでした。
事務所の壁に、イチローとのTwoショットが飾ってありました。今年神戸で会って記念にバットをもらったのだそうですが、なんと3年前からイチロー御用達だそうです。
その他「なだ万帝国ホテル店」ほか有名店が黒澤さんの日本一米を使っていました。
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